空き地に価値はある?
翔んで埼玉
今日は出張で埼玉に行きました。
伊那市内の土地を売却したいと電話で依頼されたお客様にこれまで直接お会いしたことがなかったのですが、購入の希望者があったので売買の打ち合わせです。
価格は比較的安い土地なので、仲介手数料を考えればわざわざと思われるような訪問ですが、やはりお顔をみてお話をして、お互い信頼関係を築きたいところです。
(仕事にかこつけて東京に遊びに行くんでしょ?と突っ込まれると…..)
土地だけ買っておく
高度成長期からバブル期にかけて、別荘用地は多く売りに出され、「とりあえず土地だけは買っておこう」と購入された方は沢山います。
売買仲介をしていておよその感覚では、当時土地を購入してそのまま数十年何も建てずに土地だけ所有している方が8割ぐらいいます。
その間、固定資産税はもちろんのこと、管理別荘地では年間に5〜10万円の管理費を支払っていることも。
もちろん、土地の値段は当時と比べてよくて3分の1、別荘地では値段すらつかず、まさに負の財産となっています。
土地そのものに価値はあるか?
昔、とあるハウスメーカーの創業社長(当時)が講演会で「土地そのものに価値はない。あるのは利用価値だ。」ということを話していました。
バブル期、土地の値段が上がり続けていた時は土地そのものに価値があるかのようにみんな錯覚をしていました。
しかし、土地はそこに住宅を建てて住む、お店を建てて商売する、アパート・マンションや貸家を建てて家賃収入を得る。駐車場や借地として貸すなど、使わなければ価値はありません。
今の時代にあった価値を見つける
とはいえ、人口が減少し、テレビや雑誌でも空き家問題が毎日のように取りざたされる昨今。一体不要な不動産をどう使ったらいいのか?
何百万という費用をかけて更地にしても、タダなら引き受け手のいいない土地も。
立地さえ良ければ、どんなに古い建物でも取り壊すのではなくリノベーションするなどして利用する方法がある場合もあります。
立地が一般的によくないと思われる場所でも、人里離れた所に荷物をおく場所が欲しいなんてことも。
一番困るのは、前述の別荘地などのようなお金が毎年出て行く土地。よく「国か市に寄付する」なんてことを言う人もいますが、新しく道路を作るなどがなければ基本的に役所では寄付は受け付けてくれません。
相続の際に放棄すると言う方法もありますが、その際は他の財産も全て放棄しなくてはいけません。
これからますますこの問題は増えていきます。私たちや、次の世代のアイデアで不動産の新たな価値を見つけていきたいと思います。
”タダで土地が手に入るならこんなことをしたい”と言うアイデアがある方はぜひお問い合わせください。
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