定年間近の夫婦はなぜ伊那に移住を希望するのか
このところ、ちょうど最近定年を迎えたとか、もうすぐ定年を迎えるというご夫婦のお客さんに物件案内をしたり、ご購入のご契約をいただくことが続いています。
伊那を知ったきっかけ
桜の名所の高遠城址公園以外にはさしたる観光地がない伊那市は、よそから人がくる機会はあまり多いとは言えません。
なので、お客さんに伊那で物件探しをしているきっかけを聞くと、ご夫婦どちらかが伊那周辺の出身であるか、以前仕事の関係で伊那に住んでいたことがあったなど、もともと伊那に縁があるという方がほとんどです。
暑さと野菜の不味さに耐えられない
先日も、以前伊那谷にある企業にお勤めしていて7年ほど伊那で暮らしていたご夫婦が物件探しにご来社されました。
「夏の間、何ヶ月か借りられるような住宅はないか?」というご希望でした。
伊那で暮らしている時にしょっちゅう近所の方やお友達から野菜をもらい、その美味しさにすっかり馴染んでいまい、東京のスーパーで売っている野菜の味気なさに耐えられないそうです。
伊那に住んでいた時も断熱が良い賃貸もあまりなかったので、冬は寒いだけであまり魅力を感じられないようで、とりあえず夏の間だけ住みたいとのことです。
完全移住ではない理由
60歳前後のご夫婦でしたが、完全に移住ではなく二地域居住というか別荘利用となるのは、冬の寒さだけでなく、親御さんの介護をするために東京を離れてしまうわけにはいかないからだそうです。
このところ、同様なお話が他にも何件かありました。ご主人は伊那の出身だけれど、千葉に住むの奥さんの親御さんの介護が必要だからこちらに来てしまうわけにはいかないんだと。
高齢化社会になり、子供の手は離れても親の介護に長い期間をかけることになり、介護が終わると自分が介護される年になってしまう。その前に少しでも楽しんでおきたいというシニア層が増えています。
子育て終わった人移住No.1のまち!?
過日の新聞に、伊那市に移住した人のアンケート結果が出ていました。移住定住を希望したけれど移住しなかった人、移住したけれどもまた引っ越してしまった人の意見を割り引く必要がありますが、それでも良い結果が出ています。
去年の実績では移住者の8割が40代以下のいわゆる子育て世代だったようですが、最近のお客さんの傾向からすると、子育て世代以外にも人気のまちになっていきそうです。
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