中央不動産はどこから来てどこに向かうのか ⑥
前回のブログで、急に社長が亡くなり、専務として実質自分が会社を回していくために様々な勉強をはじめたと書きました。
仕事を取ることだけでは経営ではない
工務店経営や不動産の研修会だけでなく、自己啓発系のセミナーも受講しモチベーションも上がり、仕事も取れるようになりました。
3年目の年、売り上げは3億を超えました。現場の社員もみんな忙しく働いてくれていました。
しかしそこに大きな落とし穴がありました。安請け合いをしてしまっていたり、現場が忙しくて無理無駄ミスが起こったり。
決算をしてみたらこれまでで最高の売り上げにも関わらず、最終赤字。それも自分の給料以上の多額の赤字。加えて数千万円の大きな建築現場での回収不能が起こってしまいました。
建設会社を閉める
ここにきてのこの結果に社長である義母と妻の即断で建設会社を閉めることになりました。3年やって結果が出なければ諦めるという約束で先代の没後に続けていたので、私もその決断に従わざる終えませんでした。
それでも、下請けの協力業者の方からは「なんとか続けることはできないのか?」という声もあり、自力で再チャレンジ出来ないかと考え、社員に声をかけてみました。
しかし、解雇予告を受けていたみんなは仕事を探しており、即戦力で人柄もいいみんなは引く手あまたで、すでに次の勤め先が決まっていました。
自分だけが一人取り残されたようでした。
1からのスタート
これまで、朝早く建設会社の事務所に行き、打ち合わせをし、少し現場をみてから不動産会社の事務所を開け、夕方また建設会社の事務所に戻って打ち合わせというように両方の仕事をしていました。
建設会社を閉めてからは、中央不動産の仕事を妻と二人だけでするようになりました。それまでは建設会社から給料を取っていたがそれは無くなりました。
最初の月の収入は賃貸の仲介手数料の7万円だけでした。これからどうしていったらいいのかと途方にくれました。
それでもなんとかこれまで少しずつ業績を上げて、続けて来ることが出来たのは、1からのスタートだったことです。
先代からの土台があり、ゼロからのスタートではなく、借金などのマイナスも無い状態だったからこそ。
歳を重ねるごとに先代の凄さやありがたさを感じるようになっています。
To be continued
〜これまでの連載はこちら〜
中央不動産はどこから来てどこに向かうのか
中央不動産はどこから来てどこに向かうのか 2
中央不動産はどこから来てどこに向かうのか 3
中央不動産はどこから来てどこに向かうのか 4
中央不動産はどこからきてどこに向かうのか 5
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