中央不動産はどこから来てどこに向かうのか ④
自覚のないトラブルメーカー
前回のブログで、義父の経営する建設会社に入社したところまでを書きました。私は、建設や不動産の仕事は未経験で、それどころか前職では単純な事務作業をしていたのみで、それまでまともなキャリアもありませんでした。
最初の仕事は、社長が新規事業で始めることになった釣具店の開店準備でした。商品を箱から開けて、棚にルアーなどを吊るしたり、値札を貼ったり。
本社の方では前職の経験で事務作業の改善の提案をしてみたりとにかく色々覚えようと首を突っ込んだり、口を出してみたり。
その時は自分は一生懸命だったのですが、周りは混乱をきたしてました。今振り返れば困った新入社員です。
周りのみんなはそれぞれ建築士だったり現場監督だったりベテランの事務員さんだったり、自分の仕事をきちんとこなしている。そこになんの実務経験もない新人が入ってきて余計な口出しをする。
それもそれは、ただの若造ではなく、社長の娘と結婚して入社してきた後継者含みと思われる男。声は大きく外見もゴツいので余計にみんなは引きまくっていて、気づかないのは本人のみという状態でした。
ドラマにでも出てきたら、典型的な嫌なキャラクターです。
効率よりも繋がりが大事
周りを混乱させて困らせていることには無自覚でしたが、一度だけ現場を取り仕切っていた部長から怒られた事を覚えています。
前職で、事務用品の購入にアス〇ルを利用していました。ところが当時はまだ出回り始めたところで、あまり知られていませんでした。「安くて便利だからこちらを使った方が良い」と社内で私は強く勧めました。
ところが、その部長は「少しぐらい安いからと言って、そのアス〇ルから何か仕事が回ってくることはあるのか?田舎の建設屋にとっては仕入先もいつお客さんになるかわからない相手で、そういった繋がりが大事なんだ!」と。
私が直接怒られたのはその時だけだったと記憶していますが、社長や経理としていつも出社していた義母には苦情や不満の声があがっていたようです。
板ばさみとなった妻
11月に入籍し、12月に入社、そして1月末に結婚式を控えている時でした。その時妻は身重で妊娠5ヶ月目、マリッジブルーとマタニティーブルーが重なったところに、親から私が会社で困った状態連日伝えられます。
それでも妻は私が知らない土地にきて一応頑張っているのだからと反論し、私の立場を守ろうとしていてくれたようです。
そんなことが起こっていたのを知ったのはもう何年も経った後のことでした。その時は何も気づかずに日々走り回っていました。
To be continued
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