伊那の魅力的な飲食店
新型コロナ下のテイクアウトブーム
長野県では新型コロウィルス感染対策の休業や営業時間の短縮が4月16日から始まりましたが、多くの飲食店がそれ以前からお客様や従業員の万一を考えて通常営業を控えてテイクアウトのみの対応をしたり、積極的に進めるお店が増えました。
そんな苦境に立たされた地域の飲食店を応援するFacebookのグループを伊那市の地域おこし協力隊員さんが立ち上げました。
自分がテイクアウトしたお店や商品を勝手に紹介したり、店主さんが商品を紹介したり、自由に投稿するグループで、小さい街の中であっという間に2000人以上のメンバーとなり、様々な情報がやりとりされました。
テイクアウトはどれだけ人気がでても営業的には厳しいと聞いていますが、投稿を見ていると、気になっていたお店の料理をこの機会に初めて味わったとか、自分の知っている方が推しているので行ってみたとかというコメントがみられます。
これをきっかけに新たなお客さんが広がるきっかけにもなり、店主さんたちも他店がどんなとりくみをしているか知るきっかけになったのではないかと思います。
お店どうしのコラボレーション
店主さんたちも、顔を見知った人たちどうし、みんなで乗り切って行こうという気持ちも強いようで、さまざまなコラボが生まれています。
わたしも仲介でお手伝いさせていただいた20年以上放置状態だった駅前の空き店舗は、このタイミングで急遽最低限の改装を行い、伊那谷テイクアウトマーケットとして様々なお店のテイクアウト商品を購入できるデパ地下のようなスペースになりました。
鉄板焼きのお店では、人気メニューだったハンバーグを使い、地元のパン屋さんとコラボしたハンバーガーを発売し、大人気となりました。このハンバーガーは自店舗だけでなく、前出のテイクアウトマーケットでも販売。
割烹料理店とお花屋さんのコラボも。私も母の日に義理の母へのプレゼント代わりに家族で華やかなお弁当をいただきました。私は会合などで利用している”割烹だるま”さんの味をなかなか味わう機会のない家族と楽しむことができました。
閉鎖性と警戒心を解いて開かれたまちに
この新型コロナへの不安から、感染された方への誹謗中傷、首都圏をはじめとする県外からの来訪者への嫌がらせや過剰な反応など、残念な話もよく聞きました。
鎮静化したあと長野県にきてくれる人はいるのだろうか?今までの観光キャンペーンなどは一体何だったのだろう?と思わずにいられませんでした。
それでも、まわりの仲間と話している限り、そんな人はごく一部です。もちろんまだ慎重になるところはあると思いますし、注意も必要ですがそんなに閉じてはいません。
逆に、田舎の閉鎖性というのは見えない伝染病への漠然とした恐れに近いものなのかなとも思います。この機会に、よそから来る人への過度な警戒心を無くした開かれた心地よいコミュニティーが出来ていくといいのですが。
冒頭のいーなイーツは伊那谷の飲食店の魅力を共有するグループとして継続するそうです。伊那商工会議所も伊那ぶらり旅というグルメサイトを、また宿泊や体験もまとめて探すことができる伊那谷エントランスというサイトにもいろんな飲食店が。
伊那に初めて遊びに来た友達や仕事で知り合った県外の方は口をそろえて伊那の飲食店のレベルの高さと数の多さ、昭和レトロな雑然とした街並みとお洒落にリノベしたおみせのギャップの楽しさなどもっとアピールした方が良いと言ってくれます。
伊那はローメンとソースカツ丼だけではありません(笑)ぜひ、美味しいお店目指して遊びに来てください。
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