新しい田舎暮らしのカタチ
コロナ下の状況
3月以降、新型コロナの影響もあってか当社のホームページやポータルサイトから別荘や中古住宅のお問い合わせが増えています。
長野県の中でも当社の主な営業エリアであるある伊那や木曽地域は関東方面からの交通アクセスが良いとは言えない場所なので、主に中部や関西圏のお客様の問い合わせがおおかったのですが、このところは関東圏のお客様からのお問い合わせも。
なかには全く土地勘がなく、なんとなく長野はイメージが良いし、東京からさほど遠くないという感覚でネットでポチっとお問い合わせを入れただけで、物件資料を送ったり、メールで物件の所在をお送りするとその後なしのつぶてなんていうこともほとんどです。
新しい動き
そんな状況下、これまでの移住や別荘購入のお客様と少し違ったタイプのお客様から続けて購入の申し込みをいただきました。
1組は東京の金融機関でシステム開発の仕事をしている30代の外国人の方。先ほど言ったとおり東京からのお客様はめずらしいので、「なぜ木曽を選んだのか?」とお聞きしました。
すると、「東日本大震災以降、原発事故のリスクを懸念していて、全国の原発がどこに原発があるかをしらべ、すべての原発から円を描き、一番遠いところにある地域をさがしたら木曽・伊那周辺に行き着いた」とのこと。
この場で原発事故のリスクを云々することはその地域を悪くいうことにも受け取られかねませんが、確かに10年になろうとする今なお、自分のまちに帰れない人がたくさんいる福島の現状を見れば、地震や洪水、土砂災害など自然災害以上にリスクを検討するポイントかもしれません。
もう1組は20代後半の若い夫婦。それも現在県内(松本)にお住まいで、定住をお考えの方達です。
以前のブログでもふれましたが、木曽の別荘の購入者はリタイヤ世代のご夫婦か40代くらいでセカンドハウス利用の独身の方が多いのが現状でした。
どちらもお金と時間に少し余裕があって、より心豊かな生活をしたいという方たちで、現実的な生活を少し離れて楽しんでいるという印象をうけていました。
しかし、今回の2組の方は現役世代で定住。現実的な生活の場として、自然の中での田舎暮らしを選択しています。
仕事と子育て
現実的な生活の場として、現役世代の20代から50代が移住を考える場合、仕事と子供の学校をどうするかという問題が出てきます。
仕事については、外国人の方はITで起業予定なのでネット環境さえあればよく、20代のご夫婦は車で1時間半ほどかかりますが通勤は可能。コロナの影響でリモートワークは広がりそうですし、都心での通勤時間を考えれば働く場所はなくはないです。
2組とも今のところお子さんはいませんが、もし今の別荘地では通勤が大変そうであれば、その時は学校の近くに平日用のアパートを借りて生活して、まちなかと山の中の二地域居住をしても良いのではと。
どちらの物件も諸経費やリフォーム費用を併せて300万円ほどなので、ローンを借りても5年もかからず完済できてしまいます。
かといって、いきなり移住はなかなか決断はできないと思います。まずは別荘として購入して、二地域居住から始めてみませんか?
地元金融機関の別荘・セカンドハウス向けのローンもありますよ。
八十二銀行のページへのリンク
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