インフラのありがたみ
権兵衛トンネルの再開
今年10月の台風19号、長野県では千曲川の氾濫で甚大な被害がありました。伊那市のある南信地域(長野県の南の方)はさほど大きな被害はありませんでした。
しかし、一箇所、伊那谷と木曽谷を結ぶ、中央アルプスを横断するトンネル、国道361号線の権兵衛トンネルの伊那側出口付近の橋梁の土台が崩落して、通行止めになってしまいました。
難工事の末に2006年に開通したこのトンネルによって、木曽と伊那の行き来が増え、お店の少ない木曽の人が伊那に買い物に来るようになりました。
当社はたまたまご縁があって木曽の物件を扱わせていただくようになり、最近では、木曽のリゾートマンションや別荘地の売却を一手にお手伝いさせていただいています。
迂回路で2時間
この通行止めのニュースを見たときは愕然としました。普段、当社から木曽福島の市街地まで40分ほどで行けるところを、塩尻まわりで迂回して行くと倍以上の2時間近くかかってしまいます。
往復と現地での時間をあわせると1日がかりになってしまい、気軽に物件のご案内に行ったり物件調査に行くことができなくなってしまいました。
木曽から伊那に通勤していた人も通勤時間が片道2時間という大変なことになってしまいました。
国の直轄工事で仮復旧
ニュースで見た現場の様子からはちょっとやそっとで復旧工事が難しい様子だったので、一体いつになったら開通するのか、木曽の仕事はどうなってしまうのかと心配していました。
国道とはいえ、本来は県の管理する道路だったのですが、今回は国の直轄工事として対応をしてくれることになったようで、素早く仮橋ができることになりました。
片側通行ではあるものの、年末の12月19日の夕方に開通しました。ちょうどその日は木曽で物件の案内があったので、開通の列に並んでできたばかりの仮橋を渡って帰ってきました。
公共工事は悪か?
公共工事は税金の無駄遣いだとか、環境破壊だとか、利権の温床だとか、とかく悪いイメージが植え付けられてきた。
確かにそういう一面もないとは言えないだろう。しかし、やはり公共工事は生活を便利にする。そして安全にする。
今回の台風19号の全国の被害を見て公共工事によるインフラ整備の重要性を痛感しました。
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