関係人口ってなに?
にゅうやま向日葵プロジェクト
このブログにも以前登場している、古民家貸別荘VillageInaの運営者さんが3年前に、大家さんの所有する隣の畑で一本だけ咲いていたヒマワリを見つけました。
昔、この家に住んでいたおばあちゃんが大切に育てていたものだということを知り、その種から新しくヒマワリを育て、咲かせたいとフェイスブックやボランティア募集サイトを使ってプロジェクトメンバーを募集しました。
メンバーは若い方を中心に市内のみならず県内各所から徐々に集まり、これまで貸別荘でのイベントなどに協力していた地域住民のかたや信州大学農学部の大学院生のかたなども加わりました。私もメンバーの一員に。
昨年の春、土作りや播くたねの選定から始まり、一般募集しての種まきワークショップでは関東、関西、中京圏から中高年、家族づれ、若い人グループなど様々な参加者が集まり、地元のメンバーと一緒に作業をしました。
その後もボランティアスタッフは草取りなど行い、夏には見事なヒマワリが咲きました。
継続開催してより交流が深まる
2年目の今年は、地域住民の協力者やボランティア参加者も増え、周辺の別の場所にもひまわりを播くことができることになりました。
また、ただ鑑賞だけでなく、種を採ってヒマワリ油を絞ろうというアイデアも生まれました。
今年の種取りワークショップでは、去年種まきに参加したかたがリピート参加し、1度目はほとんど観光旅行だったのが、今回は地元のメンバーに「お帰りなさ」いとで迎えられるような関係に深まっていました。
交流人口から関係人口へ
交流人口というのは、ある地域に観光などで一見さんとして訪れる人の数をいい、増えれば経済効果はあってもまちの力が高まるとは言えない。
移住者を増やし、定住人口を増やすのはハードルが高い。そこで、その中間とも言える概念が関係人口。
そのまちに居住するわけではないけれど深く関わりそのまちの課題を解決するような活動に取り組む人を増やしていくことが地方創生につながると最近よく言われています。
そもそもここの運営者さんが関係人口そのもの。横浜に住みながら伊那市の自分の運営する貸別荘の地域の活性化、美化に取り組み、その活動がさらに関係人口を増やしています。
移住定住希望のかたは関係人口のプロセスを
逆に、移住・定住を希望されている方はぜひこう言った地域住民の方と直接に定期的に触れ合うイベントや活動に参加することをお勧めします。
そこで、良くも悪くもその地域の地域性の様なものも感じることが出来るでしょうし、お客さんとしてのおもてなしではない、仲間として受け入れられる感覚を得られれば安心して移住することができます。
今時はインターネットで色々出てますので、ぜひご自身にあったものを探してみて下さい。
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