中心市街地は街のLDK
信州大学農学部の学生との交流
先週土曜日、市役所で空き家バンクを担当する地域創造課の職員の方に誘われて、信州大学農学部1年生のための伊那を知る見学会に参加しました。
信大農学部の学生は、1年次は松本のキャンパスで共通教育を受けてから、2年次から伊那キャンパスで講義や実習、実験を行います。
伊那キャンパスと言っても、正確には隣接する南箕輪村に位置し伊那インター近くの郊外にあります。
キャンパス周辺に安い学生用のアパートが多いので、3年間まちなかにはあまり出てくる機会もない学生も多いようです。
伊那に暮らす卒業生
伊那市駅近くのカフェのマスターや居酒屋の店主はじめ、私の知人友人にも信大農学部を卒業後に伊那に残った人が多くいます。
一旦よそで就職した後にやはり伊那が良くて舞いもどってきたという人も良く聞きます。
市としては、伊那の市街地に若い人が出てきて欲しいことと、あわよくば伊那の魅力をより感じてそのまま地元就職して欲しいということだと思います。
私も学生と一緒に街を歩き、昭和感溢れる飲屋街やら商店街のリノベしたお店を町歩きガイド的に魅力を伝えました。
夜はまちなかの公園でBBQをしました。もちろん普段は許可なくBBQができる場所ではありません。
翌日は朝マルシェ
翌日曜日は月末恒例の朝マルシェの開催日でした。天気予報は雨だったのですが、秋晴れに恵まれ多くの人で賑わっていました。
昨晩は市の移住体験住宅に宿泊した学生たちも参加してここで朝食をとったようです。
フラダンスのショーを見たり信大学生のケルト音楽サークルの演奏を聞きながら楽しく語りながら好みの料理や飲み物を味わっている人を見ていてとあることに気づきました。
今までずっと引っかかっていたことですが、伊那市に限らず”中心市街地の活性化”ということに行政が力を入れています。でもそれは一体何のためになるのか?ということです。
以前、商工会議所青年部で中心市街地の活性化イベントを求められて開催した際に、地元商店街の人からうるさいからやめて欲しいとの意見があることを知りました。
それ以来、誰が何のために活性化をしたいのかずっと疑問だったのです。誰に聞いてもはっきりした答えが帰ってきたこともありませんでした。
見えてきたのは、中心市街地は街のキッチンであり、リビングダイニングではないのか?食事をしながら集い楽しく語らう場。
お年寄りばかりでは若い人たちが自分の部屋に引っ込んでリビングに出てこないし、若い人ばかりでうるさくしていれば隣の和室で休んでるお年寄りは眠れない。
どの世代も楽しく一堂に会すことのできるリビングダイニングがあれば家族のコミュニケーションが良くなるように、そんな中心市街地になれば市民のコミュニケーションが良くなるのではないでしょうか。
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