外から見た目線
昨日は、伊那市の地域おこし協力隊員として3年間活動してきた杉山さんのミッション卒業報告会に参加してきました。
地域おこし協力隊とは、人口減少や高齢化の進行が著しい地方で、地域外の人材を積極的に受け入れて、都市部の意欲ある人に社会課題の解決に繋がるような活動をしてもらうものです。
地方自治体が募集し、委嘱するのですが、総務省からその報償費や活動費が交付されるので、全国の多くの市町村で様々な課題に取り組む協力隊員が募集され活動しています。
伊那市でも杉山さん含めて8名が活動中で、これまでに協力隊員を卒業されてそのまま伊那市に定住して活躍されている方も何名もいます。
私も伊那で生まれ育ってはいないのですが、20年も住んでいると知らず知らずのうちに地元民目線、内側から見ているようになっています。
協力隊員の皆さんのように、外から来て伊那市でのミッションを与えられている人と話をすると、「あーそうだよな、伊那に来たばかりの時、そういうこと思っていたよな」と感じることがあります。
先入観にとらわれない、客観的なものの見方を取り戻さないといけないなと感じることが多々あります。
今回は、跡見女子大学の観光コミュニティ学部の学生が昨年行った社会調査の報告会も行われました。
外からの目線に加えて、若さからの率直な意見が出されていました。特に私が注目したのは、過疎地域の公共交通や買い物弱者対策の取り組みが利用者のニーズとミスマッチが起こっているということ。
弱い立場の人に対する新しい取り組みは、それが効果があろうがなかろうがダメ出しをしずらくなるものですが、客観的な意見を聞くことができました。
また、田舎の方が都会よりも父親が子育てに関わっているという思っても見なかった視点もありました。
そのほかも、イベントと地域愛、防災、移住など様々なテーマでの調査報告を聞くことができました。
参加者数十人の会でしたが、もっと多くの市民の方に聞いてもらう機会があれば、新たな地域課題解決のアイデアが生まれたりするとてもいい内容だったと思います。
おせっかいな不動産屋がここはなんとかしたいと思います!
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