空き家相談会を開催しました
昨今、テレビや新聞でもよく取り上げられ、空き家問題。人口が減り続けているのに日々解体される数より多い新しい家やマンションが建てられているのですから空き家が増えるのは当然ですよね。
国の住宅政策は新築一辺倒からを中古住宅にも目を向けるように
日本では、戦後の深刻な住宅難や、景気促進のために住宅の新築に対して税制や金融面などで、手厚い支援を行ってきました。
しかし、空き家の増加、二酸化炭素排出量の抑制などの理由から、既存住宅(中古住宅)の利用、活用に目が向けられるようになり、10年ほど前から国の政策も”フローからストックへ”などと言われるようになりました。
近年は、国土交通省が空き家・空き地の利活用や既存住宅の品質向上のための先進的な取り組みをする企業や団体に対する様々な補助金事業を行っています。
私もメンバーの一人として設立以来活動している信州中古住宅流通ネットワークでは、3年前から国交省の補助金事業の採択を受けて様々な催しを行ってきました。
空き家の相談はいつ誰にする?
今回は、中南信地域で今もっとも人が集まる、昨年できたイオンモール松本の渡り廊下の一画をお借りして、空き家相談会を開催しました。
初めての試みで、大々的な告知をしているわけでもないので、どのくらい集客があるかわからなかったのですが、それでも二日間で五件ほどのご相談がありました。
相談者のお話をお聞きして感じたのは、一般の方は誰にどの段階で相談したら良いのかわからないのだということ。
親の家を相続したが、荷物もそのままで片付いておらず、売るのか貸すのか、壊して更地にするのか、どうするのが良いかもわからない状態では動きようがないと思っているということ。
民間業者として社会貢献の方法を模索
どれだけ反応があるかわからず、仕事に繋がっていくのか未知数なものに過大な費用や労力をかけていくことはなかなか難しいです。
しかし、空き家の問題を抱えながら、どこに相談したら良いかわからずに結果的に放置してしまっている方が多くいるということがわかりました。
国や県、市町村とも連携していきながら、ビジネスと社会への貢献を融合して進めていくことを目指していきたいです。
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