城下町をリノベーション
”天下第一の桜の名所”として多くの観光客を集める高遠(たかとお)城址公園がある高遠町は、平成18年の大合併で伊那市となりました。
戦国時代には、信玄の五男、盛信が信長の嫡男信忠の降伏勧告を受け入れず、抗戦し玉砕した城。江戸時代から明治初期まではこの高遠がこの地域の中心地でした。ちなみに、新宿御苑は高遠藩内藤家の下屋敷あと。
その高遠で、幕末慶應年間から150年余り続く酒蔵の古い蔵の建物を使って、毎月「高遠リノベーションまちづくり塾」という催しを開催しています。
昨年度は、毎月、全国各地で先進的なまちづくりに取り組んでいる方を講師におよびして講演をしてもらっていました。
そして、今年度は地元で何か新しく”こと”をおこしている人にやっていることや想いを語ってもらう会を開いています。
今回は、この会の運営スタッフメンバー仲間の一人で、事務局的な役割をしてくれているデザイナーの小澤さんが自らの取組みと今後やっていきたいことを話してくれました。
彼がこれまで温めていた、スタッフメンバーも聞いたことのなかった興味深いアイディアも語られ、今後の展開がとても期待されます。
若いクリエーター仲間たちが参加してくれたり、インターン中の大学生が参加してくれたり、今回も私自身も新たな刺激を得ることができました。
使われていない価値ある古い建物や蔵がだんだん壊されていく現状をみて、リノベーションをして活用できないか?というところから始まったこの集まりです。
会をかさねるごとに感じることは、単に建物をどういじるかではなく、まち全体のなかで何が必要なのかを見出し、その役割を果たす建物を生み出し、そこに関わる人が集まって来るようにすることが大切だということ。
まあ、むづかしいこと抜きにして、思いもよらなかった面白いもの、新しいものが生まれることも楽しみにしています。
今でも残っている建物というのはそれなりの価値や魅力があるから残されており、そこに磨きをかけたり新しい要素を取り入れるリノベーションは人を惹きつける力を持っています。
これからは、実際のまちでの活動にも入っていきたいと思います。
今週末、高遠でこんな食イベントありますよ。
山麓一の麺街道フェスタ2018 in 伊那
ブログランキングにも登録してますので、ポチッとお願いしますね!
にほんブログ村
最近のコメント